グラップラーのハモスはバンタム級で3勝1敗、階級を上げたフェザー級ではここまで2勝2敗。UFCデビュー当時から期待された存在だったが、前戦はヌルマゴ軍団のズバー・ツフゴフにスタンドの打撃で押され続ける展開で判定負け。10代はブラジルで喧嘩に明け暮れていたため、父親から柔術のクラスに入れられたが、14歳の時に家を追い出されたとのこと。そこから21歳まではMMAのジムに住み込んでいた。現在はアルファメール所属。
チャベスはUFC1勝1敗1分け。前戦はカイ・カマカ相手にドローだったが、2Rにカマカのアイポークで減点があってのドローだったので、内容では負けている。2020年にUFCデビューしたばかりだが、もう35歳。柔術黒帯。しかしキャリア11勝のうち、KO勝ちが3試合あるだけで、後は判定勝ち(KO勝利した試合もUFC契約直前の3試合で、デビューからの7勝はすべて判定勝ち)。ジャレッド・ゴードン戦ではテイクダウンされてからリカバリーできないまま判定負けしている。
間合いを詰めるハモス。バックスピンキックで牽制。飛び込んで右を打ち込むチャベスだが、ハモスが間合いを詰めていく。バック肘!テンプルにもらって立ったまま意識が飛んだチャベス!追い打ちのパンチで崩れ落ちKO!
完全に虚を突いたバック肘がピンポイントでヒット。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト確実なインパクト大のKO勝利。