【Shooto2020#03】17歳・西川、荒削りながらも木下にフルマークの判定勝利

<ライト級/5分2R>
西川大和(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
木下タケアキ(日本)

サウスポーの木下に対し、西川がプレッシャーをかけてタックルに入る。木下は金網に身体を預けて半身になってスタンドをキープする。西川は金網から中央に引き出すにように足をかけてテイクダウンし、サイドからマウントポジションを奪う。ブリッジする木下を抑え込む西川は、木下の動きに合わせてバックへ。やや頭側に乗りすぎていた西川だが腕十字へ移行する。木下は西川の身体を持ち上げて腕を抜いて強引に立ち上がる。

試合がスタンドに戻ると西川が左のアウトロー、ジャブと右ミドルで前進。木下は大きく踏み込んで左フック→右フックを返す。西川はパンチのフェイントからシングルレッグに入って、木下を金網まで押し込む。西川は足を振ってテイクダウンを狙いつつ、スタンドで木下の後ろに回り込む。西川がテイクダウンを仕掛け、最後は木下がトップポジションになってラウンド終了となった。

2R、西川は前足のローから前に出る。西川が木下のパンチに合わせて組み付き、木下のヒザ蹴りがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、西川のローに木下が左ストレートを狙う。西川は距離をつぶしてダブルレッグからテイクダウン、トップポジションを奪う。西川は木下に金網に押し込んで寝かせようとするが、距離をとって殴ろうとして立ち上がれてしまう。

試合がスタンドに戻ると西川すぐに距離をつぶして首相撲からヒザ蹴りとヒジ打ち。再びダブルレッグからテイクダウンを奪い、中腰から殴ろうとするが、距離ができてしまい、木下が腰をあげて立ち上がる。西川はしつこく組み付いて木下にしりもちをつかせる。残り1分30秒、何とか立ち上がった木下だったが距離をとれず、西川にテイクダウンを許してしまう。ここから木下が立ち上がり、西川はフロントチョークを狙う。これを外された西川だが、果敢にパンチで打ち合ってダブルレッグへ。木下にしりもちをつかせ、立ち際にパンチをまとめたところで試合終了となった。

判定はジャッジ3名とも20-18で西川。17歳・荒削りな部分も多い西川だがフルマークの判定勝利を収めた。

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