まだ消滅していなかった女子フェザー級。ヌネスはUFCデビュー戦がバンタム級で、1RKO勝ちしていきなりランクイン。前回は直前で相手が変更になった影響でバンタムからフェザー級に変更となり、急遽UFCとの契約が決まったラモーナ・パスクアルを終始打撃で圧倒して判定勝ち。バックボーンはムエタイ。
フェイリンはここまでフェザー級でミーガン・アンダーソンとフェリシア・スペンサーにいずれも1Rでフィニッシュ負け。2戦ともテイクダウンを奪われてからは一方的な展開。そこから3年近いブランク明けとなるが、欠点は克服されているのか。
両者は2年前に139ポンドキャッチウェイトで対戦が組まれていたが、フェイリンが8ポンドの大幅オーバーによりキャンセルとなっていた。今回は最初からフェザー級での対戦となる。
体格で上回るフェイリン。かなりリーチ差がある。重いパンチを打ち込んでいく。ヌネスも打ち合うが圧されて下がる。右ミドルがボディにヒット。ヌネスパンチを振り回して出るが、またパンチで出るフェイリン。ケージに詰めてパンチを入れた。パンチで出ていくヌネスだが、フェイリン組ませず膝。ミドルを入れたフェイリン。パンチからテンカオ。ヌネス首相撲に捕らえようとしたが引き剥がされる。手数が減ったフェイリンにヌネスが左右のパンチで出る。ケージを背負ったフェイリン。クリーンヒットはしていないがパンチ連打を出すヌネス。フェイリン右ミドル。距離を取る。ホーン。
1Rは前半の攻めでフェイリン。しかし後半手が出なくなった。
2R。すぐにパンチで出ていくヌネス。フェイリンケージを背負う。距離を取りつつパンチを入れる。しかし先手を取るのはヌネス。フェイリン序盤の勢いがない。ヌネスがパンチで出てケージに押し込む。離れたがまたパンチから出てケージに押し込むヌネス。肘を入れる。離れた。終盤パンチをまとめていくフェイリンだが、ヌネスが左右のパンチ乱打。ホーン。
2Rは手数が五分で微妙。両者手数が減った。
3R。両者少し手数が増えた。フェイリンブロックの上からパンチを入れていく。しかし1Rのように詰めながらではなく、下がりながらなので効果的ではないが、ヌネスのパンチが届かない間合い。ヌネス前に出てケージまで詰めるとパンチラッシュ。左オーバーハンドがヒット。ボディ。フェイリン防戦一方。ブロックして凌いだ。また左右のパンチ連打でケージまで下がらせるヌネス。フェイリン膝を入れる。残り1分。ワンツーを入れていくフェイリン。しかしヌネスがまたパンチを振り回しながら出て左がヒット。フェイリン最後に出るがタイムアップ。
3Rはややヌネス。2R次第になるか。
三者29-28でヌネス勝利。
僅差の試合だったがヌネスが勝利し3連勝。しかしフェザー級はやはり体格差があり厳しい。
フェイリンは今回は体格差を活かしていいところを見せる場面もあったが、1R序盤の勢いがすぐになくなってしまった。