UFC289:第1試合・ディアナ・ベルビタ vs. マリア・オリベイラ

女子ストロー級

ルーマニアのベルビダは現在カナダ在住の地元ファイター。メインカードに登場するマイク・マロット、カイル・ネルソンと同じハウス・オブ・チャンピオンズMMA所属。UFCデビューから2戦はフライ級で2連敗。3戦目からストロー級に落とし、170cmの長身から繰り出す打撃で圧倒し判定勝ちしたが、前戦はUFC0勝2敗のグロリア・ジ・パウラのテイクダウン狙いをほぼ防いでいたが、打撃のヒット数が僅差でどちらに入ってもおかしくない接戦の末判定負け。柔道・拳法・キックがバックボーン。26歳。

オリベイラはUFC1勝2敗だが、1勝の相手はベルビダに勝っているグロリア・ジ・パウラ。2017年のRIZINスーパーアトム級GPに出場、初戦は判定勝ちしたが、準決勝で浅倉カンナに腕十字で一本負け。UFCでも簡単にテイクダウンを許し、グラウンドで下になるとリカバリーがなく敗れている。26歳。

打撃戦。パンチの打ち合い。両者パンチを思い切り振っている。ベルビダワンツーロー。間合いが近く、パンチが当たる距離。オリベイラ飛び膝。ベルビダの右がヒット。ジャブ。オリベイラテンカオ。首相撲に捕らえたベルビダだが、オリベイラニータップでテイクダウン。ガードを取るベルビダ。下から三角を狙うが防ぐオリベイラ。下から肘を入れるベルビダ。立とうとするベルビダだがオリベイラ立たせず上から鉄槌。ケージ際まで移動し下から蹴り上げるベルビダ。オリベイラストレートフットロック。が、外したベルビダが上に。オリベイラすぐにスクランブルを仕掛けて立つ。離れ際に首相撲からの膝を入れたベルビダ。右左右のコンボを打ち込むベルビダ。連打で先手を取るベルビダ。ホーン。

1R打撃の手数でベルビダ。

2R。打撃戦からオリベイラすぐにテイクダウン。倒した。ガードのオリベイラ、ラバーガードに捕らえて下から肘を入れる。オリベイラ鉄槌。じわじわケージ際まで移動したベルビダ。ケージを使って立つが、オリベイラはボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるベルビダ。パンチを入れて抵抗するベルビダ。オリベイラ動きがなく膠着気味。差し返したベルビダ。ボディに膝を入れていく。両脇を差して膝を入れると逆に押し込むベルビダ。オリベイラは動きがない。ブレイク。大振りのフックを打ち込むベルビダ。オリベイラの蹴りをキャッチするとまたケージに押し込みボディに膝。後方に倒してテイクダウン。肘を入れるベルビダ。ホーン。

2Rは完全にベルビダ。

3R。パンチで出るベルビダ。3連コンボヒット。ボディ・顔面にパンチを入れて出る。組むオリベイラだがケージに押し込まれる。引き剥がし離れたオリベイラオリベイラテンカオ。オリベイラ組んでテイクダウンを狙ったが防いだベルビダ。ケージに押し込むオリベイラだが脇を差されている。離れた。右をヒットさせたベルビダ。オリベイラバック肘。ベルビダが手を出していく。オリベイラは後手後手になっている。積極的に手を出していくベルビダ。飛び膝をジャブでストップされたオリベイラ。また飛び膝。ヒットしたが浅い。また飛び膝。残り1分。ひたすら飛び膝だが、さすがに読まれた。オリベイラタックル。切られる。手数を出していくベルビダ。オリベイラまた飛び膝。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でベルビダ勝利。1Rはテイクダウンから上を取ったオリベイラに入れたジャッジもいたか。

地元ベルビダ、スタンドでの手数・積極性で勝利。倒す打撃はなく、やや前半は簡単にテイクダウンされすぎではあったが、後半は警戒してテイクダウンを許さなかった。

オリベイラは連敗で1勝3敗に。

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