【UFC ESPN11】突進力低下、押し込み続けることができずグィダがグリーンに判定負け

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
Def.30-27.30-27.29-28
クレイ・グィダ(米国)

55戦目のグィダ、46戦目のグリーン。長髪を結ったグィダは、左右のフックから組みつきシングルレッグ、ハイクロッチで大きく持ち上げてテイクダンする。スクランブルでバックに回ったグイダは、グリーンが胸を合わせると即ダブルレッグへ。グリーンのギロチンに自ら背中をマットにつけて防御し、立ち上がり際にヒザを受けたグイダは離れて右を振るっていく。

グリーンは右ジャブを伸ばし、グィダのステップインからの右に右を合わせていく。さらに左ジャブを当て、右につなげるグリーンが関節蹴り、さらに左アッパーを打っていく。グィダは飛び込んでここもハイクロッチでリフト&レイクダウンを決める。スクランブルでシングルに出たグィダ、グリーンはキムラでテイクダウンを防ぐ。執拗にケージに押し込んだグィダが、エルボーを頭に受けながら最後に尻もちをつかせた。

2R、グィダの前進にパンチやヒザを合わせようとするグリーンは、組みを防いで右ボディから右前蹴り。この前蹴りがアゴをかすめたグィダは、パンチからテイクダウン狙いを潰され、ダブルレッグから首相撲に移行したグリーンのヒザを受ける。一旦離れたグリーンは再び首相撲からヒザを連続で繰り出す。攻めてなお口が開き気味のグリーンは、テイクダウン狙いを徹底して切り、ヒザを蹴り込む。さらに左ジャブから右を見せたグリーンが、テイクダウン狙いをギロチンに切り返す。

体を捻って頭を抜いたグィダは間合いを掴めず、手数が増えない。グィダは右ハイも空振りした、最後に組んでバックに回るとグラウンドへ。すぐに時間が来た。

最終回、インターバルでゲップの音を無観客の会場に響き渡らせたグィダはジャブ、関節蹴りにも右ストレートを伸ばす。ローから右、直後に組みついたグィダはダブルレッグで、テイクダウンを決める。キムラで切り返したグリーンは、スクランブルでスタンドへ。打撃で打開できないグイダは残り半分で、組んでシングルレッグ、グリーンはスイッチ、コブラでリバーサルを狙う。グィダはこれを許さず、ケージに押し込み組み続ける。残り30秒で離れた両者、グィダは飛び込んでダブルレッグも、潰されパンチを打たれながらタイムアップを迎え、グリーンが判定勝ちを決めた。


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