女子バンタム級。
地元フランスのコノールはUFCデビュー戦。MMAデビュー前はアマチュアのキック・ムエタイに出場していた。しかし健康上の問題で27歳から2年間休養。2020年に復帰すると、MMAのキャリアもスタートさせつつ、昨年のワールドゲームズではムエタイ女子63.5kg級で銀メダルを獲得した。MMAはデビュー戦では判定負け(相手は第1試合に出場したジャケリン・ガバウカンチ)したが、昨年4月の2戦目で1RKO勝ちすると、12ヶ月で6戦し全フィニッシュ(5KO・1一本勝ち)でUFCとの契約を決めた。33歳。
パナマのエドワーズはUFC4勝2敗だが、バンタム級で勝ったのはUFCデビュー戦のみで、1試合はフェザー級、直近の2試合は体重オーバーした上でのスプリット判定勝ち。アマチュアボクシングでパナマのナショナルチームにいたことがあるストライカーで、テイクダウンされるとリカバリーがないという欠点がある。その上あっさりテイクダウンされるため連敗していたが、多少テイクダウンディフェンスが向上したことにより3連勝中(ただ、前回はまた簡単にテイクダウンを奪われる展開からの、メディアすべてが相手を支持する内容での判定勝ち)。27歳。
ローを連打するコノール。ハイ。ワンツー。パンチからハイを入れたところでエドワーズが詰めて四つに組んだ。ダブルアンダーフックからテイクダウンを狙ったが、こらえて膝を入れるコノール。しかしまた両脇を差された。若干脇が甘いか。押し込まれた体勢でボディに膝を入れるコノール。さらに肘。しかしエドワーズ四つからテイクダウン。ハーフに。残り1分。押さえ込んでいるだけのエドワーズ。ブリッジで返そうとしたコノールだがエドワーズこらえた。バックマウントを狙ったがコノール反転。エドワーズのガードに。コノールがパウンドを入れるが、エドワーズ下から蹴って立ったところでホーン。
1Rコノール。それほどテイクダウンが強くないエドワーズに簡単に脇を差されて倒されているので、組みはまだまだか。
2R。コノールインローからハイ。ワンツー。エドワーズタックル。テイクダウン。ガードを取るコノール。下から殴る。エドワーズ押さえ込んだままこつこつパウンド。コノールケージを使って立ちに行くが、エドワーズがバックに回りハーフバックからパウンド。コノール立って正対。しかし四つからエドワーズが投げた。倒したがすぐ立つコノール。離れた。また組んだコノールにエドワーズ首投げ。袈裟固め。バックを取られそうになりハーフに切り替えたエドワーズだが、結局首を抜かれてバックに回られる。コノール四の字バックからチョークを狙う。防ぐエドワーズ。ホーン。
2R最後にコノールの攻めがあったもののエドワーズ。
3R。蹴りを入れていくコノールだが、エドワーズの右をもらう。コノール飛び込んでワンツー。まっすぐ下がったエドワーズ。追いかけるコノールだが、組んだエドワーズ。しかし押し込まれながら膝を入れるコノール。入れ替えた。今度は押し込みながらボディに膝。膝を嫌がって半身になるエドワーズだが、首投げで投げた。テイクダウン。ハーフ。ガードに戻した。エドワーズ上からパウンド。三角を狙ったコノールだが、担ぎパスで防いだエドワーズ。ハーフバックからバックマウントにしてチョーク。が、入ってない。残り1分。前に落としたコノール。足を蹴る。エドワーズ下から蹴り返すが立った。パンチを入れたコノール。強引に投げを放ったエドワーズだがコノールこらえた。肘・膝を入れる。残り3秒でスタンドバックに回ったコノールだがホーン。
3Rは微妙だが、チョークを狙ったエドワーズか?割れてもおかしくない。
30-27×2、29-28の3-0でコノール勝利。
2Rはエドワーズかと思ったが、フルマークが2人いた。2Rコノールはホームタウンディシジョンでは。
勝ったがスタンドで簡単に脇を差されるし、けっして上手くないエドワーズのテイクダウンに何度も倒されていたし、組みの穴が大きい。年齢的に対応してどこまでできるか。
エドワーズは上を取る場面は多かったものの、慣れてないせいか攻めが足りなかった。
http://mmadecisions.com/decision/14259/Nora-Cornolle-vs-Joselyne-Edwards
メディアのジャッジは29-28コノール、29-28エドワーズが半々。