UFC on ESPN12:第7試合・ブレンダン・アレン vs. カイル・ダウカウス

ミドル級。

まだ24歳のアレンは、ローカル団体LFAでミドル級王座を獲得すると、昨年7月にコンテンダーシリーズで1Rチョークでの一本勝ち。10月に早速UFCデビューが決まるとアグレッシブなグラウンドゲームからまたもチョークで一本勝ち。前回はトム・ブリーズ相手に1RパウンドでのKO勝ちと3試合連続フィニッシュ勝利。

本来はランキング13位のイアン・ハイニッシュとの試合が組まれていたが、ハイニッシュが負傷欠場。10日前に急遽決まった代役のダウカウスはUFC初参戦。アレン同様、昨年のコンテンダーシリーズに出場し、判定勝ちしたが契約ならず。9勝0敗で、コンテンダーシリーズの試合以外はすべてチョーク(バックチョークorダースチョーク)で一本勝ちしている。27歳。

左ミドルを入れたダウカウス。アレンも間合いを詰めてパンチを入れると右ミドル。ダウカウスタックルへ。ボディロック。ケージでこらえたアレンが首相撲から膝を入れると膝まづいてダウン!チョークを狙うアレン。正対して外したダウカウス。パウンドを打ち込んだアレンがハーフバックからチョーク。外れたがバックマウントに。しかしダウカウスが反転して上に。立とうとするアレンから逆にバックを狙う。アレンは腕を掴んで正対しようとするがさせないダウカウス。スクランブルで返そうとしたアレンに逆にチョーク。が、正対して外したアレンが上を取る。肘を入れたアレン。ダウカウス、顔面をカット。ハーフにしてパウンドを入れるアレンだがホーン。

1Rアレン。10-8あってもおかしくない。膝でダウンを取った後、チョークにこだわっていたが、そのままパウンドを入れていたらKO出来ていたようにも見えた。

2R。右眉をカットしたダウカウス、パンチを打ち込んでいく。アレンがどんどん間合いを詰める。ダウカウスシングルレッグ。しかしギロチンに抱えてスイープしたアレン。インサイドから肘。ダウカウスが体を起こしたところにギロチンで飛びついたが抜けて上を取られる。ハーフで固めるダウカウス。こつこつ殴る。フルガードに戻したアレンだがダウカウスなおもパウンド。アレンオモプラッタでスイープ成功。残り1分。肘。パウンド。背中を向けたダウカウスだが時間がない。ダウカウスの立ち際にパンチを入れ、ダウカウスが膝をついたところでホーン。

2Rアレン。

3R。ダウカウスが出てくるアレンにパンチを打ち込むとタックル。アレンまたギロチンで引き込むが、外れて下になる。パウンドを入れるダウカウス。またオモプラッタを狙ったアレンだが、足をサバかれてパスされる。亀になるアレン。ダウカウス四の字バック。アレン疲れたか?チョークはディフェンスするアレン。ダウカウスのバックキープで時間が過ぎるが、ダウカウスもフィニッシュが必要。チョークを狙っていく。アレンが防ぐ展開。アレンはチョークを防ぎつつ、背中にいるダウカウスにパンチを入れる。残りわずかで反転してパンチを入れるアレン。ラッシュ。ホーン。

終盤のラッシュだけでアレンには入らないかもしれないが、少なくとも10-8はなくなった。

29-28、29-27、30-27の3-0でアレン勝利。

3Rはダウカウスがずっとバックを取っていたが、そこから攻撃がなかったことで1人は終盤のアレンのパウンドを評価したか。

格下の相手だけに、積極的にフィニッシュを狙っていったアレンだが、それが裏目に出て終盤ポジションを許し判定に。ダウカウスはダウンから良く盛り返したし、緊急参戦の割には戦えていた。

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