UFC on ESPN12:第2試合・ケイ・ハンセン vs. ジン・ユ・フレイ

女子ストロー級。ともにInvicta出身で、これがUFCデビュー戦。

まだ20歳のハンセンは現在のUFCではチェイスフーパーに続く2番目の年少ファイター。18歳の時にInvictaでプロデビューし、ここまで6勝3敗。Invictaではフライ級とストロー級で交互に試合をしていて、まだタイトル戦線には絡めていない。10thプラネットフラートンで柔術紫帯を獲得していて、プロボクシングでも5戦のキャリアがあるが1勝4敗。もともとはソフトボールをしていたが、UFC190でのロンダ・ラウジー vs. ベチ・コヘイア戦を見てMMAを始めた。

韓国系アメリカ人のジン・ユ・フレイは4年前にInvictaで浜崎朱加のアトム級タイトルに挑戦したが、カットによる出血で2Rドクターストップ負け。その後、RoadFCで現RIZIN王者ハム・ソヒとの女子アトム級タイトルマッチでTKO負け。Invictaに戻り、ライバルのいなくなった女子アトム級でタイトルを獲得し、昨年6月には初参戦したRIZIN浜崎朱加の女子スーパーアトム級タイトルに挑戦したが、2Rまで牽制程度の打撃で接戦の展開から3Rにテイクダウンされ固められて判定負け。今年2月、Invictaでアトム級王座の防衛戦を行うも、体重オーバーで勝ったもののタイトルから陥落。今回がストロー級に上げての初戦となる。

実質Invictaの試合。

組んでいったハンセンだが、フライは止めて組み付かせずパンチを打ち込む。パンチを返すハンセン。入っていこうとするハンセンだがそこにフライのパンチを貰う。ハンセン近づけない。ハンセンタックル。組んだがクラッチできず。ケージまで押し込んだ。オーバーフックから投げを狙ったハンセンだがフライこらえる。内股を狙ったハンセンだがパンチを入れて引き剥がしたフライ。残り1分。フライがパンチを入れていく。ロー。ホーン。

1Rフライ。打撃で劣るハンセンはテイクダウンできなければこのままジリ貧になりそう。

2R。距離を取りローを入れていくフライ。フライワンツー。ハンセン組み付いていく。シングルレッグから倒した。ハーフで押さえ込む。脇を差して枕を取り固めつつ、ハーフの足を抜いてマウントを狙った。しかし超えられずまたハーフに。残り1分。ハーフからギロチンを狙っていくハンセン。フライ下からはねのけて立つが、立ったところでまたハンセンのタックルで倒される。ホーン。

2Rハンセン。フライ、浜崎戦と同様に、押さえ込まれると厳しい。

3R。ハンセンパンチで出るがフライの左をもらう。距離を詰めたハンセン。強引にタックル。投げを狙う。こらえるフライだが、内股をこらえたところでハンセン飛びついて裏十字から腕十字に。三角クラッチして腕を決めに行く。タップアウト!

打撃ではフライが上回っていたが、ハンセンが寝技の強さでUFCデビュー戦対決を制した。

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