UFC on ESPN61:オッズ/予想と展望

マルチン・ティブラ 2.36
セルゲイ・スピバック 1.62
デイモン・ジャクソン 2.90
チェペ・マリスカ1.43
ダニー・バーロウ 1.26
ニコライ・ヴェレテンニコフ 4.00
クリス・グティエレス 1.29
クアン・レー 3.80
ヤナ・サントス 1.70
チェルシー・チャンドラー 2.20
風間敏臣 2.85
ハラランボス・グリゴリオウ 1.44
カロル・ロサ 1.49
パニー・キアンザド 2.70
ジョナタ・ディニス 2.80
カール・ウィリアムズ 1.46
ユーセフ・ザラル 1.23
ヤルノ・エレンス 4.40
ステファニー・ルシアーノ 1.60
タリタ・アレンカー 2.40

直前になって欠場選手が相次ぎ、全10試合に。

メインはヘビー級8位ティブラ vs. 9位スピバックの対戦。一桁ランカー同士ではあるが、層が薄いヘビー級では、5位以上とそれ以下では大きな差があり、この2人もタイトル戦線まで勝ち上がっていけるようになるかは、現在の所微妙。

ティブラは直近10戦で8勝2敗とハイアベレージだが、ランク外~下位ランカーでの勝利がほとんど。2敗の相手は現暫定王者アスピナルと3位ボルコフ。テイクダウンからのパウンドが武器で、判定勝ち7回はヘビー級2位。他、トータル試合時間やコントロールタイム、グラウンドでのトップポジション時間などがいずれもUFCヘビー級歴代上位に入っているのもパウンダーらしい。それだけに、テイクダウンが奪えないと苦戦になりがち。

スピバックもUFC7勝4敗とまあまあハイアベレージ。ただし、現ランカー相手の勝利はトゥイバサとのデリック・ルイスのみ。前戦は昨年のパリ大会で、2位のシリル・ガーンとの対戦が組まれ、勝てばタイトル戦線に入っていけるところだったが、序盤から打撃で押される展開で、ほぼ何もさせてもらえないまま2RKO負け。こちらも武器はテイクダウンからのパウンドで、テイクダウン成功率64.3%はヘビー級史上最高。ただ、直近の2勝でデリック・ルイスとアウグスト・サカイから6回ずつテイクダウンを取ったことで荒稼ぎした部分はあるが。

両者は4年前の3月に、両者ノーランカー時代に対戦。この時はティブラがテイクダウンを奪って上から攻める展開で判定となったが完勝した。

オッズは前回敗れたスピバックがフェイバリット。スピバックは前回の対戦以降8試合で1度しかテイクダウンを取られておらず、テイクダウンディフェンスが向上している。5Rマッチだとティブラの方がスタミナ的にも厳しいか。

スピバック判定勝ち。

8時からのメインカード第1試合で風間敏臣がUFC2戦目を行う。UFC本戦内で行われた中村倫也とのRoad To UFC勝戦を含め、現在2連続1RKO負け中。怪我もあり1年ぶりの試合となる。相手のグリゴリオウは昨年のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFCと契約したが、今年3月のUFCデビュー戦はUFC1勝2敗のチャド・アンへリガー相手にカーフキックを早々に効かされ、それ以降は一方的な内容で判定負け。バックボーンは空手・ムエタイのストライカー。

この相手にも完敗するようだと、たとえリリースされなくても、今後UFCで戦っていく上での期待感がほぼなくなる。まずは得意のグラウンドに持ち込みたいところ。

第1試合開始は11日朝6時から。速報します。

タイトルとURLをコピーしました