UFC305:メインイベント・ドリカス・デュ・プレシ vs. イズラエル・アデサニヤ

ミドル級タイトルマッチ5分5R。アデサニヤ2位。

UFC史上初となる、アフリカ出身選手同士のタイトルマッチ。

南アフリカ初の王者となったDDP。UFCデビューから7戦全勝。昨年7月、元王者のロバート・ウィテカーと対戦し、ミドル級ではアデサニヤ以外で初めてウィテカーに勝利。試合後に当時王者のアデサニヤがケージインし、昨年9月のオーストラリア大会での対戦が確実視されたが、DDPの負傷により実現せず、アデサニヤはストリックランドにまさかの判定負け。DDPは今年1月に、王者ストリックランドに挑戦し、接戦の末にスプリット判定勝ちで王座を獲得した。30歳。

アデサニヤはストリックランドに敗れた後、実績的にはダイレクトリマッチをアピールすることもできたが、それをせずに長期休養を表明。結果として、ストリックランドが初防衛戦で王座から陥落し、11ヶ月のブランクでの復帰戦で王座挑戦のチャンスを掴んだ。ずっと南アフリカを拠点にしているDDPに対し、アデサニヤは10歳の時にニュージーランドに移住し、オセアニアが第二の故郷となっている。35歳。

オッズは元王者アデサニヤがフェイバリット。

前手で距離を測りつつ詰めていくアデサニヤ。DDPはローで牽制。飛び込んでパンチを入れたDDPにアデサニヤインロー。また詰めてきたアデサニヤ。DDP飛び込んでワンツー。アデサニヤ左ミドル。DDPも左ミドルを返す。DDPの蹴りにジャブを合わせたアデサニヤ。DDPパンチから組みに行くが引き剥がしたアデサニヤ。アデサニヤ左ミドル。パンチで出たDDPだが距離を取るアデサニヤ。ワンツーを打ち込むアデサニヤ。DDPまたパンチで飛び込んだ。残り1分。ワンツーからミドルを入れるアデサニヤ。両者のジャブが相打ち。アデサニヤ右ボディ。ホーン。

1R有効打でアデサニヤ。

2R。パンチからバックスピンキックを放ったDDP。圧を強めてきた。飛び込んだアデサニヤにDDPタックル。テイクダウン!背中を向けてケージ際に移動するが、DDP背中に飛び乗ってバックマウント。ハーフバックだが体が伸びた。チョーク!しかし向き直り外すと立ち上がったアデサニヤ。アデサニヤの前蹴りがローブローになるが、DDP了承の上続行。DDP失速。ケージを背負う。アデサニヤがパンチで攻める。DDPタックル。切ろうとしたがアンクルピックでテイクダウン。アデサニヤのバックにつくバッククリンチ。アデサニヤ立って正対するが、DDPなおもシングルレッグへ。かなり呼吸が荒いDDP。またバックに回る。残り1分。スタンドバック。放してパンチ連打を入れる。向き直ったアデサニヤ。小手投げ。こらえてまたタックルに入るDDP。肘を入れるアデサニヤ。ホーン。

2Rはフィニッシュに近づいた場面があったDDP。しかし一気に疲れた。

2R。アデサニヤミドル。DDP下がる。肘。ジャブ、ワンツー。右ボディ。左ハイ。間合いに入れないDDP。また右ボディ。三日月蹴り。左ボディ。DDPもパンチで飛び込むが空振り。出て来たDDPにバックヒジ。ボディストレート。DDP口が開いているが詰めてきた。左右のパンチ連打で出るとシングルレッグ。しかし足を引き抜いて離れるアデサニヤ。それでもパンチで出るDDP左がヒットしアデサニヤバランスを崩した。DDP動きが落ちているが出ていく。アデサニヤアッパー。左右のボディ。右フック。それでも手を出していくアデサニヤ。消耗しているが出ていくDDP。ホーン。

3Rはヒット数でアデサニヤが圧倒。DDPは距離を詰めながら手を出しているが、空振りが多い。

4R。アデサニヤアッパーからボディ!DDPタックルで飛び込むが切られた。スタンドへ。アデサニヤ左ミドルからアッパー。DDP飛び込むが空振り。アデサニヤのコンボがヒット。飛び込みに右フックを合わせる。諦めず飛び込みを繰り返すDDP。距離を取ろうとするアデサニヤにパンチがヒット。スリップ気味に倒れたアデサニヤだがすぐ立った。しかしなおも出たDDPがタックル。ケージ際で背中を向けたアデサニヤに右のパンチを打ち込みながらタックル。テイクダウンしバックマウント!チョーク!アデサニヤタップ!

もう完全にアデサニヤのペースかと思っていたが、最後はDDPのパンチに背中を向けてしまい、DDPがテイクダウンするとバックマウントからすぐチョーク。大逆転勝利。

アデサニヤも疲れがあったのか、最後はディフェンスがちょっと雑だった。

負けたアデサニヤだが、また戻ってくると宣言。

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