フライ級。エリオット13位、べノイはフライ級で数少ないランク外選手。
TUFに優勝しDJのタイトルにも挑戦したエリオットだが、その後フライ級では1勝4敗で現在3連敗中。6試合のうち、ボーナスを3回獲得しているなど、内容は悪くないが、4連敗はさすがにまずい。前回はUFC初参戦のブランドン・ロイバルに両者アグレッシブに動き続ける試合で、雑な攻めを仕掛けて逃げられ、最後はギロチンを外されてマウントを取られて肩固めで一本負け。
レスリングバックボーンのベノイは、前回2年のブランク明けで、フライからバンタムに上げたが、テイクダウンを奪われる展開で判定負け。今回からまたフライ級に戻している。10勝中8KOのハードパンチャーで、Bellatorに移籍した元ランキング1位のセルジオ・ペティスにもKO勝ちしている。
スイッチしながらジャブやサイドキックで牽制するエリオット。なかなか間合いに入らない。ケージ際まで下がるべノイ。右で飛び込んだ。エリオットは前蹴り。ヒット数が少ない展開。べノイの左ハイがヒット。続けてワンツーで飛び込むと組み付いたエリオット。べノイ離れる。ロー、前蹴りをジャブのように入れるエリオット。べノイまたケージを背負う。タックルに入ったエリオット。テイクダウンを狙うがべノイこらえて離れた。エリオットサイドキック。ジャブ。左ボディを入れたべノイだが単発。べノイのパンチをかいくぐってタックルに入ったエリオット。倒したが、エリオットは下から足を絡めて足関狙いからバックを伺う。離れたエリオット。再びタックルで倒したエリオットが上からパウンドを一発。ホーン。
終盤で印象を取りに来たエリオットのラウンド。
2R。リーチで上回るエリオットが遠い間合いからパンチを入れていくが、このラウンドは間合いを詰めてきた。べノイのパンチも届く間合い。しかしエリオット構わず詰めるとパンチを打ち込む。べノイタックルへ。エリオットカウンターのギロチン。かなり苦しそうなべノイ。エリオット、自らマウントを取られて下になることで外した。ガードに戻したべノイ。べノイガードから膝十字!かなり苦しそうなエリオットだが、べノイが取り直そうとして外れた。今度はストレートフットロックに。しかし立ち上がって防ぐエリオット。離れて立つ。エリオットパンチで出るがそこにべノイのパンチがヒットする。エリオットまたタックル。シングルレッグから、抱えた足をそのままフットロック。しかし極まらず。ホーン。
2R微妙。どちらも寝技でニアフィニッシュの仕掛けがあった。
3R。エリオットが組み付くと首相撲から肘連打。さらにタックルへ。そのままケージに押し込む。首相撲から膝。べノイが逆にシングルレッグに入るとエリオットはニンジャチョーク。外して離れたべノイ。エリオット、右手を押さえている。痛めた?ジャブを入れるエリオット。右も打つ。べノイが出ていくが、エリオットはジャブ、前蹴りで近づかせない。アウトボクシングに徹するエリオット。手数だけは圧倒している。べノイのパンチがヒット。べノイの右腕を掴んでエリオットに、べノイは左のパンチ連打。エリオットはそのまま押し込んで組み付く。時間がない。引き剥がしたべノイがパンチを打ち込むと、エリオットのタックルに膝を合わせた。タイムアップ。
三者29-28でエリオットが勝利。
2,3Rは微妙だったが、3Rを手数で取ったか。