フェザー級。両者ともバンタム級ランカーで、リベラは8位、スタマンは9位。しかし両者とも主戦場はバンタム級で考えている模様。
MMAデビューから20連勝、UFCデビューから5連勝したリベラだが、そこから1勝3敗で連敗中。とはいえ、負けた相手はマルロン・モラエス、アルジャメイン・スターリング、ピョートル・ヤンで、現在の王者・ランキング1位と2位の上位3人。極真空手がバックボーンだが、22勝中判定勝ちが16回と手堅い。3月に新型コロナウイルス陽性となったが回復している。新型コロナウイルス感染経験者がUFCで試合するのはこれが初めて。
スタマンは先月6日以来、約40日での連戦。前回もバンタム級のブライアン・ケレハーとフェザー級で対戦している。弟が試合9日前に亡くなるという悲しみを乗り越えて判定勝ち。バックボーンはレスリングで、UFC5勝1敗1分け。負けた相手はアルジャメイン・スターリング。ソン・ヤドン戦ではテイクダウンでヤドンを封じ込めてドローに持ち込んでいる。
プレスするリベラだがそれ以上は詰めない。出てきたスタマンにパンチを打ち込み組み付くが、離してまたパンチを一発入れる。リベラのローをキャッチして倒したスタマンは、リベラの立ち際にパンチを入れて離れる。スタマンの蹴りを逆にキャッチしたリベラが倒すと上に。ケージで立つスタマン。押し込むリベラだが、スタマンがタックルに入り倒しかける。バックを取らせて立ったリベラ。スタマンはボディロックしたまま足踏み。残り1分。その体勢で動きがないと見てレフェリーブレイク。スタマンはそれはないだろというポーズ。両者出ていかないが自分か取っているという認識か。リベラがパンチで出たところにスタマンも返す。ホーン。
コントロールしていた時間の長さではスタマンだが、打撃のヒット数でリベラのラウンドか。
2R。タックルに入ったリベラが脇をくぐってスタンドでバックを取る。投げて倒そうとしたがリベラすぐに立つ。1Rもずっと続いたスタマンがバックについた体勢。リベラ正対。入れ替えると逆に尻クラッチしてテイクダウン。ハーフバックからパウンドを入れるがスタマン立って正対。なおも押し込みリベラだが入れ替えるスタマン。離れた。リベラプレスする。パンチを打ち込むがスタマンも返す。首相撲から膝をボディに一発入れたリベラ。距離を取るスタマン。お互いパンチの間合いのギリギリまでしか入らない。スタマンのワンツーにカウンターの飛び膝がヒットしたが、リベラは効いてないとアピール。ホーン。
2Rもヒット数でリベラか。スタマンは自分が取っていると思っているかもしれないが…。
3R。タックルに入ったスタマンだが、リベラは受け止めると、ケージ際で入れ替えて押し込む。パンチを入れて離れた。ローを入れるスタマン。やはり両者間合いに入らない。スタマンタックル。ケージに押し込む。ボディロックして膝を入れるとシングルレッグに切り替える。リベラはギロチンに抱えた。そのままこらえるリベラ。離れた。残り50秒。リベラが出てパンチを入れる。スタマンも出てきたところに打ち返すが、自分からは出ていかない。残り15秒で下がって距離を取る。最後にパンチを打ったがタイムアップ。
30-27×2、29-28の3-0でリベラ勝利。スタマンは特に不満の様子もないが、それならもっと勝負に行くべきだったのでは。