フライ級でUFCデビューしたナムだが、コロナ後はバンタム級に上げている。フライ級で2連敗した後、6月のバンタム級初戦ではライアン・べノイと対戦予定だったが、べノイの直前の欠場により代役で出場が決まったザルーク・アダーシェフとの対戦に。1Rに右フックでアダーシェフの意識を飛ばしてUFC初勝利を飾り、歓喜の涙を流した。先週、マット・シュネルと対戦予定だったが、シュネルの減量の問題によりキャンセルになっていた。
ナムの対戦相手として急遽UFCデビューが決まったのは、8月4日のコンテンダーシリーズに出場し判定勝ちしたものの、同日の勝者の中で唯一UFCと契約できなかったジェローム・リベラ。コンテンダーシリーズの試合ではグラウンドで下になり、下から仕掛ける場面も多かったが、仕留めるに至らず。本来はフライ級の選手だが、直前の出場ということで階級上のバンタム級での試合に。
長身のリベラ。ナムがスタンドでプレスしていく。ローを蹴るリベラをジャブでケージ際まで下がらせる。しかしそこから先には踏み込めず。右を一発ヒットさせたナム。リベラがサークリングするがまた右を打ち込むナム。プレスはしているが狙い過ぎで手数が少ないナム。リベラがスーパーマンパンチから首相撲に捕らえたが、ナムがパンチで引き剥がした。ナムが出てケージに詰めてパンチを打ち込む。みぞおちにパンチを打ち込んだ。残りわずかで組み付いたナムだがホーン。
1R、単純な手数ではローや前蹴りを当てたリベラが倍以上あったが、有効打でナム。判断が割れるかもしれないが。
2R。リベラのローの打ち終わりにナムの右フックが顔面にヒット!リベラ仰向けにダウン!インサイドからパウンド!強いパンチが顔面にヒット。ガードの足をさばくと中腰でパウンドラッシュ!まとめて入ってレフェリーストップ!
相変わらず一発が強いナム。