UFC on ESPN+62:第4試合・ニキータ・クリロフ vs. ポール・クレイグ

ライトヘビー級。クリロフ9位、クレイグ11位。

ウクライナ出身で現在はロシア在住という複雑な状況にいるクリロフ。UFCで5連勝した後、ミーシャ・サークノフに敗れ、UFCとは再契約せず、ロシアのFNGを主戦場とした。UFCモスクワ大会で復帰したものの、そこからの戦績は2勝3敗と負け越し。しかし負けた相手はブラホヴィッチ、テイシェイラの後の王者勢と、先週のメインで勝利したマゴメド・アンカラエフ。UFCと最初に契約した際は21歳で、現在30歳。

前戦でクリロフを破っているアンカラエフがキャリア唯一の敗戦を喫したのがスコットランドのクレイグ。キャリア20戦で判定勝ち・判定負けなし(フルタイムドローが1試合のみ)。今時珍しい下攻めファイターで、アンカラエフからもガードからの三角絞めを電光石火で決め、残り1秒での一本勝ち。前戦はジャマール・ヒル三角絞めに捕らえた体制から、腕十字で肘を外した状態で肘を頭部に打ち込んでのKO勝ち。何気に直近5戦で4勝0敗1分けと結果がついてきている。が、オッズではアンダードッグ。

いきなりパンチで出たクリロフ。クレイグシングルレッグ。テイクダウンを狙ったが逆に下になる。クリロフのパウンドが顔面にヒット。下からしがみついて凌ぐクレイグ。ハーフ。ガードに戻したクレイグだが、クリロフ起き上がって強いパウンドを入れる。ヒットしている。クレイグ得意の三角を狙うが読まれていてクリロフが担ぎパス。すぐにガードに戻したクレイグだが、クリロフまた立って顔面にパウンドを落とす。またパウンド。が、クレイグ三角!がっちり入りタップアウト!

十分警戒していたクリロフだが、それでも三角で決めたクレイグ。パウンドがかなり入っていたので、上からの攻め自体は間違いではないと思ったが、クレイグが上手だった。

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