UFC on ESPN+38:第8試合・クラウディオ・シウバ vs. ジェームス・クラウス

ウェルター級。

かつてロンドン在住だったシウバだが、昨年からフロリダのATTに移籍。2014年にUFCデビューしているが、途中3年半の長期欠場があるため、まだ5戦しかしていないものの、ここまで全勝。最近3戦はすべて一本勝ち。タックルや打撃はイマイチだが、寝技の強さで勝ち続けている。ただしもう38歳でスタミナもない。

クラウスはUFCデビュー当時はライト級だったが、UFC契約選手のまま階級上のウェルター級でTUF25のオールスターTUFに出場。ベスト4に終わったが、TUFを挟んでライト級とウェルター級で合わせて6連勝していた。が、2月に試合前日に欠場したアントニオ・アローヨの代役としてミドル級でトレヴィン・ジャイルスと対戦。接戦に持ち込んだがスプリット判定負けでせっかくの連勝が止まってしまった。今回も当初出場予定だったムスリム・サリコフの代役での出場。こちらも柔術黒帯のグラップラー

やや体が緩めのシウバ。打撃からタックルにつなげるが切られる。それでも大振りの打撃を打っていくが、打ち終わりにクラウスのカウンターがヒット。シウバオーバーハンドからタックルで飛び込みテイクダウン。すぐ立つクラウスのバックに回りグラウンドに引き込む。クラウス反転しようとするがバックキープ。また立った。離れる。シウバがまた打撃を打ち込みタックルに入るが切られる。大振りのパンチからタックルを仕掛けていくが、クラウス冷静に切ってカウンターを入れる。ケージに詰めてパンチを入れるクラウス。シウバ逃げのタックル。がぶるクラウス。ホーン。

1Rクラウス。

2R。シウバ相変わらず大振りのパンチを振り回しつつテイクダウンを狙うが、クラウスのパンチを貰っている。シングルレッグ。切られた。シウバ疲れてる。それでも出ていく。しかしタックルにつなげるのは読まれている。クラウスは徹底してタックルを切り打撃を入れていく。右がヒット。また右。ワンツー。テンカオ。ホーン。

2Rクラウス。

3R。パンチで出るシウバ。疲れはあるが手を出していく。シウバのローでぐらつくクラウス。逆にクラウスの手数が減っている。先手を取るシウバ。シングルレッグは切られる。バテバテでも休まないシウバ。クラウスが逆にテイクダウンを狙ったが切られた。シウバ休まない。明らかに疲れがある動きのシウバだが出ていく。かわしてパンチを入れていくクラウス。タイムアップ。

三者フルマークでクラウス勝利。

シウバはUFC初黒星。最後まで諦めず手は出していたが、的確さではクラウスだった。