女子バンタム級だったがヴィエイラが2ポンドオーバー。ヴィエイラ6位、クニツカヤ7位。昨年8月に組まれていた試合だったが、ヴィエイラが欠場し流れていた。
一時はランキング2位まで上がったヴィエイラ。UFC5勝1敗だが、5勝のうち判定が4試合で、テイクダウンから押さえ込んでフィニッシュを狙わない手堅いスタイル。前戦はクニツカヤ戦を欠場した翌月にシジェラー・ユーバンクスと対戦し判定勝ち。
クニツカヤはUFCデビュー戦では階級を上げクリス・サイボーグのフェザー級タイトルに挑戦したが1RKO負け。その後はバンタム級に戻して3勝1敗。負けた相手はアスペン・ラッド。UFC参戦後にライトヘビー級コンテンダーのチアゴ・サントスと付き合い始め、昨年12月に婚約した。テコンドー・アマチュアムエタイのロシア王者。
間合いを詰めたヴィエイラがタックルで組むとケージに押し込む。ボディへの膝の打ち合い。ヴィエイラテイクダウン。寝かされずに立ったクニツカヤ。入れ替えて押し込んだクニツカヤ。顔面に膝を狙ったがまたテイクダウンされる。今度は背中を付けた。ハーフで固めるヴィエイラ。上体をがっちり抱えたヴィエイラだが、押さえ込みに精一杯で攻めが足りない。クニツカヤは下からコツコツ殴る。残り30秒。ヴィエイラ上からパウンドを入れる。ホーン。
やや攻めが足りなかったものの、ポジションを制したヴィエイラのラウンドか。
2R。すぐに組んでいくヴィエイラ。腕をオーバーフックして投げを狙うが、クニツカヤはケージに押し込むと逆にテイクダウン。ラバーを狙ったヴィエイラ。ケージを蹴って方向を変え腕十字をしかけるも、クニツカヤが腕を引き抜いてディフェンス。ヴィエイラ今度は三角を狙うがこれも防がれている。頭を起こさずにパウンドを入れていくクニツカヤ。足を掴んで足関に移行し、そこからバックを取って立ったヴィエイラ。オーバーフックから投げを仕掛けたが、クニツカヤが凌いでバックに回る。ヴィエイラはキムラに捕らえて投げを狙うが、クニツカヤこらえると脇腹に膝、肘。立ち際に左ハイ。ホーン。
2Rクニツカヤ。
3R。ヴィエイラタックル。テイクダウン。ハーフ。クォーターマウントから肩固めをセットしようとするがディフェンスしているクニツカヤ。また固めるヴィエイラ。マウントへ。肩固め。ずれている。外れた。背中を向けたクニツカヤからバックマウント。チョークを狙うがディフェンスしているクニツカヤ。背中のヴィエイラにパンチを入れる。ヴィエイラはチョークを狙うも防がれている。残り30秒で腕十字に移行しようとしたが、クニツカヤ反転し上になるとパウンド。タイムアップ。
3R、残り20秒からのパウンドだけでクニツカヤはないと思うが、1Rのヴィエイラは押さえ込みだけでそこからの攻めがなかったので、そこは微妙。
三者とも29-28でクニツカヤ勝利。
Yana Kunitskaya def. Ketlen Vieira :: UFC on ESPN+ 43 :: MMA Decisions
メディアのジャッジはクニツカヤ支持もいるものの、ヴィエイラ29-28が圧倒的多数。ヴィエイラ、ポジションを取っても押さえ込んでいるだけなのでジャッジの印象が悪いか。
三者とも29-28だが、1者は1R、2者は3Rクニツカヤ支持。さすがにあれだけバックを取られていたら、3Rはヴィエイラだと思ったが。