UFC6勝3敗のアミルカーニ。中堅以上ランカー未満。イラン生まれのフィンランド国籍で、フィンランドレスリング王者。16勝のうち11勝が一本勝ちで、チョーク・アナコンダ・ギロチンなどが得意技。前回は欠場選手の代役でランカーのエジソン・バルボーザと対戦したが、タックルを切られ打撃を入れられる展開で判定負け。
ネイト・ランドワーと対戦予定だったが、ランドワーが10日前に負傷欠場。代役として、LFAを主戦場とするジャマイカ系ハワイアンのカークがUFCデビュー。2019年のコンテンダーシリーズでビリー・クァランティーロと対戦し3RKO負け。先月14日にLFAで元パンクラスのダニエル・スウェインと対戦し2R終了後TKO勝ちしたばかり。ボクシング・柔術がバックボーン。
打撃戦からシングルレッグに入ったアミルカーニ。切られた。またシングルレッグ。また切るカーク。またシングルレッグ。掴んだ足を抱えあげてテイクダウンを狙ったが倒せず。ケージに押し込みボディロック。そのまま持ち上げてスープレックスで倒した。しかし立たれる。なおもボディロックを放さずテイクダウン。寝かせた。ガードを取るカーク。ケージを使って立った。離れる。パンチで出るカーク。カークが右を打ち込みヒット。右ハイもアゴをかすめる。ホーン。
1R、打撃の差がない分、テイクダウンを取ったアミルカーニのラウンドか。
2R。打撃を入れていくカーク。アミルカーニタックル。切られた。カークペースになってきたが、カークが飛び込んだタイミングでアミルカーニがカウンターのタックル。切れないカークがギロチンに。下になるとハーフから外ヒールを仕掛ける。外して立たせないアミルカーニ。上をキープ。カークのガード。下から殴るカーク。アミルカーニも上から押さえ込んでいるだけ。カーク三角!三角十字へ!肘がかなり伸びていたがギリギリ耐えたアミルカーニ。ホーン。
2Rは終盤のニアフィニッシュでカークのラウンド。
3R。疲れが見えるアミルカーニ。カークが打撃を入れていく。アミルカーニが蹴りを返すがスロー。ガードも下がっている。わかりやすい失速。しかしアッパーからタックルへ。ダブルレッグでテイクダウン。ガードを取るカーク。また三角を狙う。外れたがその瞬間に立ちに行く。アミルカーニがぶりで立たせない。が、立たれた。バックを取っているアミルカーニ。投げを放つと膝をつくカーク。また投げようとするが下になってしまうアミルカーニ。下から草刈りで返そうとしたがカークが上をキープ。ハーフ。固めて削るカーク。アミルカーニ、逃れる体力がもうない。パスを狙うカークを返そうとするアミルカーニだが、返せないままタイムアップ。
30-27、29-28×2の3-0でカークがUFCデビュー戦勝利。
アミルカーニはテイクダウンを切られて消耗。それでもタックルを狙いに行くしかなかったが、上になっても攻めきれなかった。
カークは10日前のUFCデビュー戦だったが、いきなり中堅のアミルカーニに勝利。打撃で上回り、下になっても三角を狙って攻めさせなかった。