ミドル級。
コンゴの柔道ナショナルチームに所属していたこともあるランギアムブーラ。34歳で11勝2敗。UFCデビュー前の南アフリカ・EFCワールドワイドではライトヘビー級王者で、後にヘビー級にも上げて2冠王となっているが、UFC2戦目でマゴメド・アンカラエフに3RKO負けすると、前回からミドル級に落としている。ミドル級ではスタンドで上になる展開だったが、3Rは疲れたのか手数が減っていた。
バリオーはUFCデビューから3連敗。4戦目にオスカル・ピエホタと対戦し2RにTKOしたが、試合後のドラッグテストにかかり、汚染された食物によるもので出場停止は半年のみだったものの、勝ちからノーコンテストに変更となった。3月の前戦では2Rまで打撃で優勢で、3Rに入りガス欠したアブー・アツァイターから終盤パウンド連打でようやくUFC初勝利。
ミドル、前蹴りで出るバリオー。ランギアムブーラは頭を下げてオーバーハンドの右を放っていく。ケージに詰まったランギアムブーラ、前に出て組み付いてテイクダウンを狙うが倒せず離れた。また右を放ったランギアムブーラ。しかしまたケージに詰められる。バリオー前蹴りから組み付いてケージに押し込むと肘を入れて離れる。ランギアムブーラ大振りのパンチを振り回す。タックル。脇をすくって大腰で投げた。バリオー押さえ込まれる前に立った。また出ていくバリオー。アッパー。ケージに詰めてパンチを打ち込むバリオー。残り30びょで前に出たランギアムブーラが大内テイクダウン。押さえ込むがすぐに立つバリオー。ホーン。
前に出ていたのはバリオーだが手数は差がないので、テイクダウンを2度奪ったランギアムブーラのラウンドか。
2R。また詰めていくバリオー。ランギアムブーラの大振りのパンチがガードの上からヒット。バリオーが間合いを詰めると両者パンチの回転を上げて打ち合い。バリオーは一旦距離を取り、またパンチを入れていく。ランギアムブーラはパンチが全部全力。バリオーのミドルをキャッチしたランギアムブーラが軸足を払ってスリップダウンさせるがすぐ立つバリオー。ケージに詰めて右を顔面にヒットさせたバリオー。カーフキック。このラウンドはちょっと攻め込まれているランギアムブーラ。右がヒット。ランギアムブーラタックルで飛び込んだ。止められたがパンチをヒットさせる。が、またケージを背負うとバリオーのアッパーをもらった。ランギアムブーラがケージを背負う展開が続く。腹に前蹴り。ランギアムブーラ消耗してきたか。膝を放ったがつま先がローブローに。最下位。またバリオーが詰めてパンチ・前蹴りを入れる。ホーン。
2Rバリオー。
3R。手を出していくランギアムブーラだがやはり下がり気味。全力のパンチが空振っているので燃費が悪い。バリオーケージを背負わせるとパンチを打ち込む。ランギアムブーラのアイポークがありタイムストップ。再開。レフェリーから次やったら減点と注意を受けるランギアムブーラ。再開後すぐに間合いを詰めてきたバリオー。四つになるとバリオーがアッパー・膝。攻めるバリオーだがランギアムブーラもまだ当たれば倒せそうなパンチを振り回している。バリオータックル。切られた。空振りが続くランギアムブーラ。バリオー首相撲に捕らえて肘を入れ離れる。両者消耗してきているが、バリオーの方がより疲れているのか後退。追いかけるバリオー。首相撲からアッパー。ランギアムブーラが下がるがすぐに追いかけ休ませない。両者首四つでアッパーの打ち合い。タイムアップ。
判定29-28×2、30-27の3-0でバリオー勝利。3連敗からの1NC・2連勝。
バリオー、今日は常にスタンドでプレスしていく展開で、1Rはやや手数が少なかったが、2R以降は手数を増やし完勝。
逆にランギアムブーラは下がりすぎた。大振りのパンチも一発当たればというところだったがほぼ空振りで、柔道式の投げでテイクダウンしてもすぐ立たれてしまった。