UFC on ESPN+36:第10試合・マッケンジー・ダーン vs. ランダ・マルコス

ストロー級。ダーン15位。

柔術世界王者のダーンはUFC2連勝(ただしそのうち1試合は大幅体重オーバー)から、妊娠・出産によるブランクを挟み、ママケンジーとなっての初戦でアマンダ・ヒバスにテイクダウンを奪えず、打撃で圧され続ける展開で完敗しMMA初黒星。前回はUFC最下層のハンナ・サイファーズ相手に投げた後上を取り返されたが、下から膝十字を仕掛けて極め、UFC女子初の足関による一本勝ち。しかし、欠点が克服されたようには見えなかった。

マルコスも前回アマンダ・ヒバスと対戦し完敗している。UFC6勝6敗1分け。UFC14戦目は、女子ストロー級ではジェシカ・アンドラジ(次戦からフライ級転向)、アンジェラ・ヒルに続き、ヨアンナと並んで3位タイ。柔術レスリングがバックボーン。現在はランク外だが、ランカーのカーラ・エスパルザやアンジェラ・ヒルに勝利している。

ジャンピングハイキックを空振ってスリップダウンしたダーンだが、マルコスが上から攻めるとすぐオモプラッタ。防いだマルコスに三角クラッチ。胸を張って防いでいるマルコス。足の下に腕を入れてすくおうとするダーン。ホレッタスイープで上に。クォーターマウント。フットチョークから腕十字に。片足を足で挟んで膝の絞めを緩めてギリギリ耐えているマルコスだが、ダーンが肘を伸ばしていく。女子特有の関節の柔らかさでこらえるマルコス。ダーンが腕を脇に抱えて十字で伸ばしてタップアウト!

2試合続けて下になっての極めで勝利したダーン。しかしスリップしたダーンにマルコスが付き合ってグラウンドになったから良かったが、グラウンドを避ける相手にどう戦うかという課題は残ったまま。

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