UFC on ESPN18:第7試合・スパイク・カーライル vs. ビル・アルジオ

フェザー級

カーライルは今年3月にUFCデビュー。初戦はタックルに来た相手に肘連打を打ち込んで、そのまま潰してマウントからのパウンドラッシュで勝利。5月に組まれた2戦目は同じUFC1勝0敗のビリー・クアランティーロに序盤からアグレッシブに攻めたが、コロナ禍で十分な練習ができなかったからなのか、後半失速して逆転判定負け。

アルジオは昨年のコンテンダーシリーズで敗れてUFCと契約出来なかったが、8月に欠場選手の代役としてUFCと契約し、初戦でいきなりタイトル挑戦経験のあるベテラン・リカルド・ラマスと対戦。2Rにテンカオを効かせる場面があり、3Rはテイクダウンから一方的に攻められて判定負けしたが、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。長身で長いリーチを持つ。

アルジオが間合いをキープしつつ打撃を入れていく。カーライルが出るとバックステップし距離をキープ。カーフキック。ボディにサイドキックを打ち込む。ローを打ち返すカーライル。パンチの連打をもらったカーライルだが距離を詰めて組みに行く。アルジオがカウンターのテンカオを合わせたが、カーライルはそのまま組み付いてテイクダウンを狙う。ボディロックしバックに回ったカーライル。そこからグラウンドに持ち込もうとするがアルジオこらえる。アルジオ強引に首投げ。投げたがバックを取られ、カーライルがブルドックチョークへ。入っている。しかし外してさらにバックを取り返した。バックマウントを狙うアルジオ。また下から抜けたカーライルがタックルに肘を入れる。ホーン。

1R、カーライルのブルドックチョークがニアフィニッシュとみなされるかどうかで判断が分かれそう。

2R。間合いを詰めたカーライルにまたテンカオを狙ったアルジオだが、カーライルシングルレッグで倒すと足を絡めないままチョークへ。正対して外し立ったアルジオ。逆に投げてテイクダウン。四の字バック。カーライルが正対したがマウントに。またうつ伏せになるとバックマウントで体を伸ばされる。亀に戻ったがまた体を伸ばされる。足のフックが外れて亀に戻ったカーライルだが、アルジオが再度足をフックしバックマウント。カーライルが反転して上を取り返したが時間がない。ハーフにしてパウンドを入れたカーライルだがホーン。

2Rアルジオ。

3R。やや疲れが見える両者。アルジオがハイキックをヒット。出てくるカーライルにパンチを合わせたが、カーライルがそのまま組み付くとスタンドでバックを取る。投げてテイクダウンしようとしたが、潰れて下に。がぶったカーライルが、スタンド状態で頭部に膝を入れる。離れた。カーライルタックルで飛び込む。アルジオ、引き込み気味に下に。立った。なおもタックルを狙うカーライル。そこにカウンターの膝がヒット。カーライル、そのままタックルで押し込む。ケージでこらえてブラウン肘を入れるアルジオ。残り40秒で離れた。パンチで出るカーライル。ボディロックしテイクダウンを狙ったがケージで答えたアルジオ。逆にダブルアンダーフックから外掛けテイクダウン狙い。倒せず。放してパンチを打ち込むアルジオ。タイムアップ。

三者フルマークでアルジオ勝利。スタンド・グラウンドともに攻勢。カーライルもチャンスは作ったが活かせなかった。

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