UFC258:第2試合・アンドレ・イーウェル vs. クリス・グティエレス

140ポンド契約。

イーウェルは6日にコーディ・スタマンと対戦予定だったが新型コロナウイルス陽性のために欠場。わずか1週間後に仕切り直しでグティエレス戦が決まった。本来は両者バンタム級だが、直前に決まったため5ポンド重い契約体重となっている。

イーウェルはUFCデビュー戦でかつてのバンタム級王者で落ちぶれたヘナン・バラォンにスプリット判定勝ちし、ここまで4勝2敗。193cmの長いリーチを活かした打撃が武器だが、ローカル時代はフィニッシュが多かったのが、UFCに来てからの4勝はすべて判定で、倒しに行っていない。

グティエレスUFC屈指のカーフキッカー。UFCデビュー戦はチョークで一本負けしたが、そこからカーフキックを有効に使い3連勝。特にヴィンス・モラエス戦はカーフキックだけで相手を戦闘不能に追い込みKO勝ちしている。しかし前戦はUFCデビュー戦のコーディ・ダーデンにタックルからバックを取られる展開で1Rを落とし、2R以降はカーフキックを封じられ、ラウンドは取ったものの三者28-28のドローだった。

プレスするグティエレス。イーウェル飛び込んで右フック。両者さかんにスイッチする。グティエレス今成ロールを見せたがかわされる。喧嘩四つのサウスポーに構えて左足にカーフキックを打たれないようにしているイーウェル。グティエレス飛び込んで四つに組んだ。ケージに押し込む。残り1分。膝を入れるグティエレスだが離れた。残り10秒の拍子木が鳴ったところでグティエレスの左ハイがヒットしイーウェルダウン!すぐ立ったがパンチで攻め込む。ホーン。

1Rグティエレス。リプレイで見ると、左ハイの膝の部分が顔面にヒットしていた。

2R。イーウェルの右足にカーフキックを入れたグティエレス。イーウェル下がって距離を取る。蹴りを入れていくグティエレス。イーウェルちょっと逃げすぎ。またカーフキックを入れるグティエレス。イーウェルが前に出てパンチをヒットさせた。残り30秒でグティエレスの蹴り足をキャッチしてテイクダウンしたイーウェル。上になるが、グティエレスがスイープで取り返した。が、イーウェル下から足関。外ヒール。回転して外したグティエレス。ホーン。

2Rはほぼ五分。

3R。またカーフキックを入れたグティエレス。イーウェル足が流れる。パンチで出たグティエレス。さらにカーフキック。距離を取って凌ぐイーウェル。パンチ連打からカーフキック。左右のカーフキックを連打するグティエレス。攻められっぱなしで印象が悪いイーウェル。ケージを蹴ってショータイムキックを入れたグティエレス。イーウェルタックルで凌ごうとするが、逆に潰して上になったグティエレス。三角。そのまま下になって決めようとしたがタイムアップ。

30-26、29-28、29-27の3-0でグティエレス勝利。これで引き分けを挟んで4連勝。

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