【UFC ESPN22】民族レスリング王エスピーノ、急所へのヒザ蹴りでテクニカル判定1-2でロマノフに下る

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
Def.3R1分015秒 by technical decision 2-1
フアン・エスピーノ(スペイン)

民族レスリング王エスピーノがキャリア13連勝0敗、フィニッシュ率100パーセントのロマノフと対戦。サウスポーのロマノフが右ロー、左右に回るエスピーノに左ハイを蹴る。エスピーノは右オーバーハンドを空振りし、組んだロマノフが一気にボディロックテイクダウンを決める。

背中を譲って立ち上がろうとするエスピーノが、胸を合わせてスタンドに戻る。相四つでクラッチしたロマノフをいなしはエスピーノだが、直後にロマノフがパンチを伸ばしながら組みつきケージ際へ。エスピーノは払い腰でテイクダウン、クラッシュでははロール、柔道では一本となる見事投げでロマノフを倒しサイドで抑える。

アメリカーナ狙いからマウントを取ったエスピーノは、頭を引き寄せブリッジでリバーサルを狙ったロマノフに対し、スクランブルで前方に崩していく。ロマノフも胸を合わせて立ち上がり、ケージに押し込むと最後にスピニングバックフィストも空振りに。テイクダウン2つとマウントを取った民族レスリング王が初回を取った。

2R、フックの連打から組みつくエスピーノに対し、突き放したロマノフがフックを打ち込む。下がったエスピーノはシングルレッグに、跳びヒザを狙う。さらにギロチンから引き込んだエスピーノだが、これは頭が受けてガードを強いられる。上腕で殴り、エルボー、パンチを入れたロマノフが鉄槌を連打する。

頭を覆い、ヒップエスケープからエスピーノが懸命にフルガードに戻す。蹴り上げ後に重いパンチを受けながらスクランブルに持ち込んだエスピーノはシングルに出るが潰されギロチンをセットされる。エスピーノは立ち上がり、ボディロックでロマノフをケージに押し込むと、ダブルアンダーフックへ。離れたロマノフがワンツーからシングル、ダブルに移行しつつも距離を取り直す。直後にラウンド終了となった。

最終回、エスピーノは右オーバーハンド、ロマノフが組んでいくが逆にボディロックテイクダウンを決める。立ち上がったロマノフに対し、エスピーノがヒザを狙うと急所に入る。ブレイクが掛かり、ロマノフは苦悶の表情を浮かべ倒れこむ。頭を左右に振るロマノフ──続行不可能だと、事故的な急所蹴りなのでここまでのスコアが集計される。

結果、ロマノフは戦いに戻ることができなく、テクニカル・スプリットデシジョンでキャリア14連勝を飾った。最終回はテイクダウンを取ったエスピーノだが、反則の蹴り以前でなく、そこも含めての裁定となったようだ。


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