UFC on ESPN+30:第8試合・アレッシャンドリ・パントージャ vs. アスカル・アスカロフ

フライ級。パントージャ4位、アスカロフ7位。

パントージャはTUF24では扇久保と同じ子持ちファイターとして意気投合し、友人同士だったが、トーナメント準決勝で対戦しテイクダウンを奪われる展開で判定負け。しかしUFCデビューできたのはパントージャ。UFCデビュー後は6勝2敗。リーチが長いストライカーで柔術も強い。メインのタイトルマッチに出場するフィゲイレードが新型コロナウイルス検査で一時陽性となった際には、代役でタイトル戦に出場するという話もあった。

ACBフライ級王者のアスカロフは、UFC初戦ではTUFに出場したブランドン・モレノ相手に3R終始攻められる展開になり、三者三様のドロー。2戦目は扇久保に勝ってTUFで優勝したティム・エリオットと対戦。パンチを効かせる場面もあり完勝。レスリング・コンバットサンボがバックボーンだが、下攻めもある現代MMAには珍しいタイプの選手。

パントージャいきなりパンチで飛び込むと、アスカロフのタックルにギロチンで引き込む。外れたがガードから今度は腕十字。ディフェンスしたアスカロフ。下から外掛けし足関を狙ったパントージャだが、放して立つ。しかしアスカロフがシングルレッグで倒すと、立ったパントージャのバックに回る。ローリングしてクラッチを切り下になったパントージャ。立った瞬間にアスカロフがタックルに入る。ケージで耐えるパントージャだが倒された。しかしキス・オブ・ザ・ドラゴンで股下を抜け、逆にバックを取ったパントージャ。チョーク。防いでいるアスカロフ。ホーン。

打撃のヒットがほとんどない1R。となると、サブミッションの仕掛けが多かったパントージャのラウンドか。

2R。カーフキックを蹴るアスカロフ。パントージャのミドルをキャッチするとパンチを打ち込む。パントージャ右ボディを打ち込むがアスカロフがタックルに入りテイクダウン。パントージャの腕十字をディフェンスしてパスを狙うが、パントージャ後転して立った。すぐにまたタックルに入るアスカロフ。一瞬倒したがすぐ立ったパントージャ。アスカロフシングルレッグからバックに回る。正対したパントージャがボディロックしたが引き剥がすアスカロフ。お互いのパンチがヒット。残り1分。シングルレッグからバックに飛びついたアスカロフ。前に落としたパントージャが逆にバックマウント。残り時間わずかでさらに前に落としたアスカロフ。ホーン。

2Rは僅差。

3R。アスカロフのタックルを切ったパントージャ。アスカロフのローにジャブを合わせてスリップ気味にダウンを奪うが、アスカロフは下から蹴り放して立った。パントージャタックル。切ったアスカロフ。ミドルを入れたパントージャ。キャッチしてパンチを入れるアスカロフ。両者見合う時間が多くなってきた。残り1分。パントージャが足を滑らせたところにパンチを入れるアスカロフ。ジャブで飛び込む。パントージャもワンツー。最後にパンチが交錯。タイムアップ。

3Rの手数はアスカロフ。

三者29-28でアスカロフが接戦を制す。スコアはまだわからないが、1R・2Rはどちらに入ってもおかしくなかった。

タイトルとURLをコピーしました